音楽記号の「メゾ」と「メッゾ」の違い

メゾ?メッゾ?どちらが正解?イタリア語発音による表記の違い
音楽の授業や楽譜でよく見かける「mezzo」という言葉。
「メゾ」と書かれたり「メッゾ」と表記されたりしますが、どちらが正しいのでしょうか?
結論から言えば、どちらも正しい表記です。
イタリア語の発音では「mezzo(メッツォ)」の「zz」が「dz」と「ts」の中間のような音になるため、日本語にそのまま置き換えることができません。
- 教科書や試験では「メッゾ」と表記されることが多い
- 一般的な楽譜や解説書では「メゾ」と書かれている場合もある
つまり「メゾ」でも「メッゾ」でも間違いではなく、場面や用途によって使い分けられているのです。
「メゾフォルテ/メゾピアノ」の意味と楽譜での使われ方

「mezzo」はイタリア語で「中くらい」という意味です。
そこから派生して、楽譜に登場する代表的な強弱記号がこちら。
- メゾフォルテ(mf)=やや強く
- メゾピアノ(mp)=やや弱く
例えば「フォルテ(f)」は強く、「ピアノ(p)」は弱く、という意味ですが、その中間を指示するのが mezzo です。
楽譜の中では「クレッシェンド」や「デクレッシェンド」と組み合わされることも多く、演奏表現の幅を広げる大切な記号です。
子どもたちに説明するときは、
- フォルテ=大きな声
- ピアノ=小さな声
- メゾ=その中間
と、生活にある具体例(たとえば「話し声くらいの大きさ」)に置き換えると理解しやすくなるかもしれませんね。
学校現場での「メゾ」と「メッゾ」
小学校や中学校の音楽の授業では、表記のゆれが混乱の原因になることもあります。
「テストでは“メッゾフォルテ”と書かないと×になるけれど、普段の楽譜では“メゾフォルテ”と書いてある」
という経験をした方も少なくないでしょう。
この場合は、教育現場では「メッゾ」を正解とする傾向が強いため、覚えておくと安心です。
一方で、演奏家や先生の会話では「メゾ」と呼ぶことも自然であり、どちらも正解なのです。
「mezzo」を含むほかの表現
音楽記号以外にも「mezzo」が使われる場面があります。
- メゾソプラノ(mezzo-soprano)
ソプラノとアルトの中間の声域を指します。 - メゾティント(mezzo-tinto)
美術用語で「中間の濃淡」を表す版画技法です。
つまり「mezzo=中間」という意味を押さえておけば、音楽以外の場面でも理解が広がります。
レッスンや家庭学習での指導アイデア
強弱記号を子どもに教えるときは、体験を通じて覚えさせるのが一番効果的です。
- 先生の指示に合わせて声の大きさを変える「声あそび」
- ピアノを「小さく → 中くらい → 大きく」と弾き分ける練習
- 「mf」「mp」等のカードを作り、歌やリズム遊びに取り入れる
このように、遊びや体験を通して「中くらいの強さ」というニュアンスを体感できると、記号の意味がしっかり定着します。
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まとめ
- 「メゾ」と「メッゾ」はどちらも正しい表記
- 「mezzo=中くらい」という意味から、メゾフォルテ=やや強く、メゾピアノ=やや弱く
- 学校現場では「メッゾ」表記が主流だが、楽譜では「メゾ」も一般的
- 強弱記号を学ぶには、教材やカードを使うと楽しみながら理解できる
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