指導に活かす使い方と可能性
みなさんは”suno“というAIをご存じですか?
“suno”とは「こんな曲を作って!」と言うだけで作詞・作曲・演奏、そして歌唱までしてくれる魔法のようなAIです。
今回は、私が実際に活用しているAI作曲ツール「Suno(スノー)」をご紹介しながら、ピアノのレッスンを始めたばかりの幼児からハイグレードの生徒さんにまで、幅広く使える活用法をお伝えします。
「デジタルは苦手…」という方にこそお伝えしたい、知っておいて損はないお話です!✨
Suno(スノー)とは?
“suno”は、AIが自動で曲を作ってくれる誰でも無料で使える音楽生成ツールです。
使い方はとてもシンプルで、基本はテキスト(文章)でイメージを入力するだけ!
たとえば、
「クラシック風で明るく元気な曲」
「ピアノメインでしっとりしたバラード」
「幼児向けで体を動かしたくなるような楽しい曲」
といった指示を入力すると、わずか1〜2分で完全オリジナルの音楽が完成します🎵
ちなみに、1つのプロンプト(AIへの指示文)で2曲ずつできます。
そして日本語での入力にも対応しているので使いやすく、作曲、演奏スタイル、テンポなどの指示通りに、歌詞のある曲では歌唱までも自動生成されます。
次にご紹介する2本の動画はAIを活用して作成しています。
音楽《suno》・イラスト《ChatGPT》・動画編集《canva》
指導目的に合わせてにAIを効率的に活用する方法
「具体的に指導にどう役立つ?」と、思われる方も多いと思います。
ここが今回一番お伝えしたいポイントです。
Sunoの音楽は、単に「曲を作る」だけではなく、学びを深めたり、創造力を育てたりするための素材になります✨
活用① 子どもの想像を“音にする”体験で創造力を育む
たとえば、子どもがこんなことを言ったら?
「お空の音ってどんなだろう?」
「キラキラしてる音がいいな〜」
「うさぎがぴょんぴょんしてるみたいな曲♪」
そんなことばからイメージをふくらませて、Sunoに曲を作ってもらうと、
「それっぽい」音楽が返ってきます。
それを聴いて
「なんか違うね〜」
「もっとふわふわしてる方がいい!」
「テンポを変えたらどうなる?」
「ピアノよりバイオリンの音の方があうかも!」
など、音楽的対話・表現のやりとりが生まれるのです。
また、こんな事はどうでしょうか?
sunoで作った曲に「タイトル」をつけたり、音楽を聴いてお話を創造したり・・・
これこそ、創造力の土壌づくり。
音楽を「覚えるもの」ではなく、「感じて・選んで・つくっていくもの」へと広げてくれます

活用② 上級者の“聴音・分析”の実践教材に!
Sunoの曲は、誰も知らない“初めての曲”です。
つまり、生徒がカンニングなしで、耳だけを頼りに分析・再現できる“理想的な聴音教材”になります
たとえば:
- 「何拍子?」「何小節で1フレーズ?」
- 「冒頭のメロディは何の音?」「構成はAABA?ABA?」
- 「楽器は何が使われてる?」など
中・高・大学生の聴音・分析トレーニングにも◎。
レベルの高い生徒には、リズム譜や旋律の書き取りにも応用可能です。
さらに、「Sunoが作ったメロディのクセ」や「不自然な跳躍」を題材にして、
“なぜ不自然に聞こえるのか?”を考察する授業ネタにもなります。
活用③ 先生自身の“教材研究”に使う
デジタルが苦手な先生ほど、実はこう思っていませんか?
「自分で教材や動画を作るのは無理…」
「AIって、クリエイティブとは関係なさそう」
でも、Sunoは“使ってみて初めて気づくことがある”ツール”です。
たとえば
- 同じ歌詞で「クラシック風」「ロック風」「ジャズ風」にすると、どう変わる?
- テンポを変えると曲の印象はどう変化する?
- 子どもの言葉とSunoの解釈には、どんなズレがある?
こうした問いかけは、音楽教育の教材研究・研修テーマにもなり得る内容です。
研修や研究発表で「AI作曲による教材活用事例」として紹介すれば、
他の先生方にとっても“新しい学びの扉”を開くキッカケになるかもしれません✨
姿が無くても頼れる存在の「良き相棒」
誤解してほしくないのは、Sunoを使うことで
「創造力が失われる」わけでも、
「指導が手抜きになる」わけでもないということ。
むしろ逆です。
AIは、先生や子どもの感性を形にしてくれる”良き相棒”です。
- 音楽が目に見えるように生まれる感動
- 思い通りにいかないからこそ、試行錯誤が生まれる知的な遊び
- 気軽に試して、失敗して、もう一度やってみたくなる面白さ
これらは、今までやりたくても出来なかった事への可能性を生み出す、今までにない創造的な学びを広げてくれるツールです。
AIの使い方は「丸投げ」ではなく「共同作業」
このように、SunoのようなAI作曲ツールは、
これからの音楽指導や教材研究に新しい視点と材料を与えてくれます。
🎵 ことばから音へ
🎵 耳から譜面へ
🎵 感覚から思考へ
この「行き来」があるからこそ、
AIを活用しながら“音楽を育てる”力が養われるのです。
この魔法の道具を上手に利用して、未来の新しい学びの形を創造してみませんか。


