音楽とSTEAM教育の新しい可能性
突然ですが、みなさんは《STEAM教育》をご存じでしょうか?
STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の5つの分野を組み合わせた教育方法で、これらの分野は一見バラバラに見えるかもしれませんが、実は深く結びついています。
音楽では従来のように「歌う」「演奏する」「鑑賞する」だけでなく、創造性と論理的思考を結び付けて学習する事がSTEAM教育です。
AIと共存する未来を生きていく子ども達にとっては、STEAM教育で創造力や探求心を育てる事が、生きていく上での強みになるのではないでしょうか。
数学と音楽
音楽と数学は特に強い関連があります。
例えば、リズムは数学的なパターンであり、音程やメロディも数的な関係に基づいています。
音楽を学ぶことで、数や比率の感覚が養われ、数学的な思考が育まれます。
技術と音楽
技術と音楽の融合も現代では欠かせません。
プログラミングを使って音楽を作る「デジタルミュージック」や、楽器の電子化によって新しい音楽表現が可能になっています。
子供たちがテクノロジーを使って音楽を作ることで、プログラミングやデジタルツールの使い方を楽しみながら学ぶことができます。
工学と音楽
工学と音楽もまた関連性があります。例えば、楽器を作るプロセスや、音の出る仕組みを探ることで、物理学や工学の基礎を学ぶことができます。
音の振動や共鳴の仕組みを学ぶ実験を通じて、物理的な理解が深まります。
芸術と音楽
さらに、芸術としての音楽は、創造性と感性を引き出し、自分を表現する力を育てます。
STEAM教育では、技術や理論だけでなく、子供たちの内面から湧き出るアイデアや感情を大切にし、それを表現する手段として音楽が非常に有効です。
これらの分野が一緒になることで、子供たちは単に知識を得るだけでなく、自分の手で創造し、表現する力を身につけることができます。
音楽を通じたSTEAM教育は、子供たちの未来の可能性を広げる鍵となるでしょう。
次回はSTEAM教育の具体的な事例をご紹介したいと思います。
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